SAMANSA

既存サイトはデザイナー不在であったため、エンジニアがユースケースから立ち上げた簡易的なバックエンドのロジックを主軸に構成されていた。
ユーザービリティの向上・サイトの滞在時間を増やすことを念頭にサイトを改善していった。

定量と定性二つの観点に軸を置いてこのサービスのメインターゲットを分析した。
現在の会員の男女比は6:4、メインの年齢層はtiktokからの流入した18~24歳の男女だった。 定性分析としては、tiktokやtwitterでのフィードバックを拾い上げユーザー像を固めていった。 二軸の分析の結果、スタートアップのVODサービスを利用するのに抵抗のないような情報感度の高い20歳前後の男女をメインターゲットとして認識を固めていった。

最初にサイトマップの作成を行なった。PCはじっくり見たい人向け、SPはPCの情報をある程度削ぎ落としたシンプルな画面設計を心がけた。

tiktokのコメントなどの定性分析の結果、SAMANSAのユーザーはNETFLIXやfuluといった大手VODサービスと違い 話題の映画作品やアニメなど大衆的なニーズに興味はなく、どちらかというと自分自身で面白いコンテンツを発掘することに喜びを見出す傾向にあった。 なので検索機能を実装する際はユーザーの気分やジャンルへの興味から作品をソート出来るような機能を提案した。

LPのワイヤーフレーム段階から作成に携わった。まだローンチしたてのサービスのため、 ユーザーの声セクションを設置し新規登録の心理的ハードルを下げられるようにした。 特にtiktokの運用が功を奏し、広告費ゼロにもかかわらず3ヶ月でフォロワーが4万人を突破したため、多くのユーザーが流入する結果となった。

自分が関わった後、会員数は4.5万人・MAUは20万人に成長。作品数も約600本に倍増し、月10〜15％の成長を継続。

短編映画文化の広がりに貢献できた。